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2024.12.05

MEDIA

「Mr.プランクトン」ウ・ドファン インタビュー



 

ネットフリックスシリーズ「Mr.プランクトン」に出演したウ・ドファンにインタビューを行った。
「Mr.プランクトン」はミスで生まれた男ヘジョ(ウ・ドファン役)が余命宣告を受け、最後の旅に世界で一番不運な女ジェミ (イ・ユミ役)が同行することになり起きるロマンチックコメディだ。

ウ・ドファンは作中ヘジョ役を演じた。自由奔放な便利屋としての姿と余命宣告以後、元恋人ジェミと旅へ出て周囲の暖かさを実感し、死にたくないという欲望が湧きあがる様子を自然にまた愉快に描き多くの好評を受けた。


 



 

特にロマンスとコメディを行き来する演技と、自由奔放さの裏に悲しい過去があるという感性を完璧に引き出したウ・ドファンの姿は、新しい魅力をみせた俳優として話題となった。

ウ・ドファンはヘジョをはじめ、「Mr.プランクトン」への深い愛とともに、俳優としての成熟した姿を直接的に見せた。

-公開の感想は?
余韻がすごかった。最初は撮影した時を思い出して、2回目見た時は作中のメッセージと共に感情移入しながら見た。

-強烈なヘジョのキャラクターにより様々な面がみれた
ヘジョを演じてみるとそれなりの魅力があった。「ブラッドハウンド」ゴヌのように性格が優しすぎるキャラクターも魅力的だが、ヘジョの衝動的で利己的な姿もカタルシスになれると思った。

 



 

-ジェミと面白さをとことん追求するヘジョ、俳優としての解釈は?
“行きたいところがないから、行かない”というほどシニカルだった彼が“ジェミといると楽しい”という感情を思い出すようになったのが大きい。もちろん衝動的で利己的な性格だからかもしれないが、いつも愛情欠乏だった2人の記憶が強く残っているせいではないかと思う。

-父親捜しでの情緒表現がすごかった
人間として成熟しきっていない姿を表現したかった。愛を捨てられた経験をもつヘジョの心情はもちろん、作品全般で伝えたいメッセージを集中させるには本当に必要な過程だった。年齢的にも人生の経験値においてもまだ初々しさが残る今だからこの演技が表現できると思った。

 



 

-余命宣告をうけたキャラクターとして、死について考えることも多かった?
ヘジョとして、ウ・ドファンとしても死に対する思いは“恐ろしさ”と“後悔”だと思う。
最後により生きたいという思いが強く出そうだ。そしてその解釈は最後の段階で“笑ってほしい”と “愛している”を2回言ったことでより強くそう思った。

-撮影するのが大変だったシーンは?

ジェミと僕が浅い貯水池の上にいて落ちるシーンでは突然の大雨でとても寒くてセリフを言うのも難しいほどだった。またチョン・セヒョンとの無人島対決シーンでも済州島の風がとても強く吹いて大変だった。ジェミが鼻をかむシーンは、本当に寒くて鼻水がでた。文字だと面白話に思えるが、他のシーンでは代用できないし、体を張って争うシーンも連続で撮影しないといけないことが多くて大変だった。


 


 

-イ・ユミ、オ・ジョンセとは現場でどうだった?
ユミ(ジェミ役)とはお互いに気遣い応援しあい、心の中では常に”ヘジョとジェミ“に感じるほど気楽に過ごせた。オ・ジョンセ兄さんは何事も無謀なように感じても、徹底的に準備してきたことで乗り越えていく印象をうけた。カットごとに完璧な演技力とカットごとにそれぞれ異なる面白さがあってその両方がとても新鮮だった。

-オ・デファン(チルソン役)、イーエル(ボンスク役)、キム・ミンソク(ユ・ギホ役)らの目を引く演技力、監督との掛け合いはどうだった?
オ・デファン兄さんは「マッドドッグ失われた愛を求めて~」の特別出演で会った以来だったが、アクションをしていた人らしくなんだか自分と似ていると思った。イーエル先輩との共演は本当に良かった。初めて会った時からへジョの心になりきれた。監督は実際にヘジョのような放浪者らしく、現場で積極的に演技指導をしてくださった。俳優に対する愛情のこもった配慮をたくさんしていただいた。

-人間ウ・ドファンとしての自由だった記憶は?
このドラマの撮影前、キム・ミンジェなど親しい俳優たちとタイへ海外旅行に行った。いつも仕事か休日は引きこもることしかなかったので実際に行ってみて、なにもせずただじっと座っていることさえ良いと思えるほど、大きな自由を感じた。

 



 

-ヘジョをはじめ、ツンデレキャラクターの演技が多いウ・ドファン実際は?
今まで演じてきたキャラクターのほとんどが、そのような性格だった。外向的な印象が強いからだと思う。実際「ブラッドハウンド」ゴヌのように性格が優しすぎるキャラクターも少し頑張らないといけなかったが「Mr.プランクト」のようなキャラクターは少しだけ力を抜いて演技すると上手くいく場合が多い。でも実際に僕は遠回しに表現するよりもストレートに表現するのが好きだ。

-「Mr.プランクトン」のジャンル定義は?
複合ジャンルだ。ロードムービー形式に序盤の一見クールな性格とともに、キャラクター一人一人の痛みと欠乏が生きている。そのため全キャラクターに共感できる部分がある。その中で「誰だって自らを卑しい人間だと思う時がある」という核心メッセージと共に、余命宣告をうけたヘジョが残念な姿の中で現在の人生と、すでに持っているものに対する幸せを再確認すること、それもまた作品の大きな意味だと思う。
 



 

-これからやってみたいジャンルは?
アクションジャンルをやった直後は、アクションが思い浮かばないみたいに今はロマンスがそうだ。でもそれより“メッセージを伝えられる俳優”としての悩みがより大きい。

ふざけたキャラクター、時代劇、財閥、護衛など多様な演技をしながら学んだ
キャラクターやジャンルの裏に隠された本当に伝えたいメッセージをどれだけ伝えることができるのか、俳優としてのやりがいに今は集中している。
 

写真提供:ネットフリックスシリーズ「Mr.プランクトン」
出処:https://m.entertain.naver.com/article/030/0003257291